華道遠州のカリキュラム

カリキュラム

華道遠州のいけばなは、主に次の5つ。

・盛花(現代花)---------つかう花材に合わせた4つの基本花形をマスターし、花材の形や季節、取り合わせ、自然の配置など覚えます。

・現代生花---------和花や洋花数種類を混ぜて、天地人に華やかさを加味した、古典的な雰囲気もある格花です。

・古典生花---------確立された天地人の花。独特の撓(た)めのワザと自然感を花姿にフィードバックした「曲生け」は華道遠州が得意とする正真正銘の江戸文化ただよう日本のいけばなです。浮世絵の世界のような花ともいえます。花器や扱いにもさまざまな伝承があり、修得するのには年数がかかりますが、他流からも憧れをもたれる花にぜひトライしてみてください。

・自由花---------現代花の応用といえます。植物のもつデザイン美を最大限に表現します。花器や姿も多様化しています。

・正風花--------山里水で構成する三才の花です。

免状修得

・許状について----------華道会に登録し、本部会員となった方のみがDIPLOMA(免状)修得が出来ます。通常月3-4回のお稽古を重ね、半年程度で「入門」、「初伝」が取得出来ます。以後、「中伝」「奥伝」「助師」「教師」「教授」「師範」、、、と続きます。「教師」の資格を取るのに順調にいけば5年、「師範」では8年〜10年程度です。教師を取得してからはご自分で生徒さんを教えることも出来ます。もちろんその生徒さんが許状修得することも可能です。

 

カリキュラム作品例

通常、初心者は盛花からはじめます。花や葉、枝の撓め方や切り方、挿し方など基本的なことを1年(四季)ほど勉強します。さらに現代生花で格花としてのスタイルを覚え、古典生花へと進んでいきます。